説明できない話

作品の面白さが説明できない。

 

Twitterで映画や小説の感想ツイートが流れてくることがある。時には音楽でも。たいてい「あの場面は~を表していて、私はその時~って思いました。」とか「~のような心温まる物語でした。」とか文章になっており、時には複数のツイートに跨っての感想も投稿されている。私にはこれができない。

 

例えば『鈴木先生』というドラマがある。学生の時リアルタイムで視聴し、劇場版も観たほど好きな作品だ。しかしその良さを説明できるかと問われると無理だ、と答えざるを得ない。単に語彙力不足だったり文章作成能力が低いと言われればその通りなのだが、面白さを文章で表現したり何かに例えて説明したりすることができないのだ。

小説、例えば阿部公房の『砂の女』も最近読んで面白いと感じた1つだ。しかし何が良かった?と聞かれると答えられない。「砂を生き物に例える着眼点」や「だんだんと状況に慣れていく心理描写」が面白いと感じたのだが、それを文章で書いたり何か他のもので例えて表現することができない。

だから評論家だったり感想サイト、果てはツイッターで感想ツイートをする人まで羨ましく思うと同時に驚いているのだ。